「心舞（こころまい）」でお見送りの食卓を。伯父への感謝を込めて──。

先日、伯父の葬儀に行ってきました。
身内ということもあり、火葬の際の食事を、うちの方で担当させていただきました。

葬儀というのは、決して楽しいものではありません。
けれども、子どもの頃からずっと見守ってくれていた伯父の姿を前にすると、
やっぱり「ありがとう」という気持ちしかありませんでした。

小さい頃、よく遊んでもらって、一緒に出かけて、たくさん笑って──
従兄弟たちとそんな話をしながら、「ほんとうにいろんな時間をもらったね」と、感謝を込めてお見送りをしました。

お見送りの食卓に選んだのは、仕出し懐石「心舞（こころまい）」

お見送りのあと、皆さまに振る舞うお料理としてご用意したのは、
京都割烹やなぎさわやの 仕出し懐石「心舞（こころまい）」 です。
実際に振る舞うのは喪主さまですが、今回は私自身も一緒にいただくことができました。

ご年配の方が多く、「食べきれないから持って帰るね」と
お包みを手に笑っておられる姿が印象的でした。
「晩ご飯いらないくらいお腹いっぱいになったよ。
これなら広島まで帰れるわ〜、ごちそうさま^ ^」
──そんな温かい声もいただけて、心から嬉しくなりました。

伯父の葬儀という個人的な場ではありましたが、
実際にお客様がどの料理から召し上がるのか、
どんな順番で食べ進められるのか──
その様子を目の前で見られたことは、大きな学びでした。

食を通して、人を想う時間をお手伝いできること。
改めて、この仕事の意味を感じた一日でした。

伯父への感謝とともに、これからも
「食で人を想う時間」を大切にしていきたいと思います。

ご予約は2日前までにお願いいたします。
法事・お斎・初七日・一周忌など、
ご希望の内容に合わせてお料理をお作りいたします。