四十九日の前後で、二日つづけてお集まりがあるとき、
「内容は変えられるのか」「同じ折詰にならないか」
というご相談をよくいただきます。
人数がまだ確定していなくても、
前日までに内容の調整ができますのでご安心ください。
松山では、前日が準備のお席、翌日が四十九日という流れも多く、
続く日のお料理は “印象が重ならないこと” が大切になります。
この記事では、
実際のご相談と厨房での仕立て方を交えながら、
二日つづくお集まりでも無理なく箸が進む折詰づくりについて
お伝えします。
四十九日の前後で、二日つづけてお集まりがある場合の折詰づくり
四十九日を迎える前後で、二日つづけてお集まりがある──。
実は、松山では珍しくないご相談です。
前日はご親族が集まられる準備のお席。
翌日が四十九日のご法要。
「二日とも同じ折詰にならないように、内容を変えてお願いできますか?」
とお問い合わせいただくことが増えてきました。
「続く日でも、同じ料理にならないように」──ご家族の思い
二日つづけて同じ方が召し上がる場合、
ご家族としては “少しでも変化をつけたい” というお気持ちが自然に生まれます。
お集まりの場は、静かに時間が流れます。
折詰のふたがそっと開く音、ご家族の表情、席の整い方。
そうした空気の中で、料理が同じだと、どうしても印象の重なりが出やすい。
「せっかくなら、違う味で楽しんでほしい」
これは、どのご家庭でも共通の願いだと感じます。
実際のご相談と、厨房での動き
今朝の厨房では、煮物鍋の静かな泡、だし巻きの火入れ、焼き台の短い音──。
同時進行で二日分の仕込みが進んでいました。
前日にお届けする折詰は、やさしい味付けを中心に。
翌日の四十九日は、彩りを少し強くして、味わいの厚みを加える。
「昨日とは違う内容でお願いします」
というご相談を受けた時は、まず献立の組み替えから入ります。
・副菜の一部を入れ替える
・主菜は同じ系統にならないよう調整
・赤身と白身の配置を変える(文化層を自然に残す)
・だし巻きや煮物は“四十九日仕様”の火入れで統一
こうした細かな動作の積み重ねで、二日つづけて同じ方が召し上がっても、印象が重ならない折詰に仕上げていきます。
四十九日の文化と、二日つづくお席の整え方
四十九日は、松山では「落ち着いて、無理のない料理」が求められる日です。
赤と白の組み合わせは、古くから “礼” を示す色。
だし巻きはやわらかく、煮物は角が立たない仕上げ。
冷めても食べやすく、無理なく箸が進む構成が基本になります。
二日つづくお席では、
1日目=軽やか・やさしめ
2日目(四十九日)=文化の整い・彩りの調和
という風に、トーンを変えて仕立てると自然です。
素材や生産者の方の顔が浮かぶ食材が並ぶので、どの年代にも無理がありません。
煮物の火加減、焼物の温度、折詰の彩り──。
すべてが “落ち着いた時間を支えるため” のものです。
「助かります」その一言に込められた安心
先日のご相談では、献立案をお伝えすると、短く「助かります」と返ってきました。
ご家族は、四十九日前後のお集まりが重なることで、食事の準備に迷われていました。
二日とも違う内容で、でも主張しすぎず、やさしく食べられるように。
その思いに沿うよう、一折ずつ内容を調整します。
厨房では、折詰に手を添える時間がほんの少し長くなります。
「この味で大丈夫かな」「明日も無理なく箸が進むかな」
そんな確認をしながら、仕上げていきます。
二日つづくお集まりでも“無理のない四十九日”へ
二日つづくお集まりでも、料理の印象が重ならないことで、席全体に落ち着きが生まれます。
折詰のふたを開けた瞬間の「きれいだね」。
静かな会話、箸の進み方、並ぶ表情。
そのどれもに、料理がそっと寄り添ってくれたら──。
その願いを形にするのが、わたしたちの役目です。
四十九日の折詰は、人数の確定前でもご相談いただけます。
内容の調整も、二日つづきのお席も、どうぞ遠慮なくお知らせください。
ご相談はお気軽にどうぞ
人数・内容・配達先を伺いながら、最適な一折をご提案します。
松山市・東温市・伊予市・砥部町・松前町は配達対応しております。
まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
二日つづくお集まりでも、料理の印象が重ならないように整えることで、
席全体に落ち着いた流れが生まれます。
ご家族の状況はそれぞれですが、
人数がまだそろっていない段階でもご相談いただければ、
当日の流れに合わせて一折ずつ調整いたします。
四十九日は、静かで大切な時間です。
無理なく箸が進み、どなたにもやさしい形で届くように。
内容変更・数量・配達のことなど、
小さなことでもお知らせください。
ご家族の負担が少しでも軽くなるよう、段取りはこちらで整えます。
関連リンク
四十九日の折詰について、
内容変更や人数のご相談は前日でも大丈夫です。
当日の流れを伺いながら、無理のない形で整えてまいります。
詳しい内容や、これまでの仕立て例は
こちらの四十九日専用ページ
でもご案内しております。
ご家族のお集まりに合わせて、最適な一折をご提案いたします。
小さなことでも、どうぞ遠慮なくお声がけください。

