お渡しのあとに残る安心|松山市西垣生での法事仕出し対応

法事・法要

お渡しのあとに残る安心|松山市西垣生での法事仕出し対応

昼にお渡しした折詰。会場への配達を終え、夕方に届いたのは中矢さまからの一言でした。「皆さん、とても喜んでいました」。その言葉に、厨房の空気が少しやわらぎました。

日が傾きはじめたころ、厨房では明日の仕込みが始まっていました。
まな板の上に並んだ野菜を刻む音と、煮物の湯気が重なります。
包丁の音が一定のリズムで響き、鍋の中では出汁が静かに揺れています。湯気の向こうで、盛付け台を拭く手が止まりました。
スタッフのひとりがスマートフォンの画面を見つめ、「中矢さまからです」と声をかけます。
「先にお渡しした分も、皆さんに喜んでいただけました」とのメッセージ。昼に仕立てた折詰が、今まさに食卓に並んでいる。
その光景を思い浮かべると、手の動きが一瞬止まり、誰もが静かに頷きました。
台の上に置かれた折紙の端が、空調の風でかすかに揺れています。
「会場にもきちんと届いて、みんなが揃っていただけました」──
続けて読んだスタッフが小さく笑い、「よかった」と一言。
その声に、厨房の空気が少しだけ温まりました。手を洗う音、水が流れる音、鍋を拭く布の音。
いつもの作業の中に、確かな安堵が混じっています。
「こういう声をいただけると、本当に励みになりますね」と隣のスタッフ。
その言葉に、他の手も止まり、短い間だけ静けさが広がりました。油の香り、炊き立ての米の甘み、木の台に当たる音。
そのすべてが、また次の一折へと続いていきます。
ご法要のお料理は、食べて終わりではなく、人の記憶に残るもの。
誰かの手から渡り、家族の会話の中で思い出となっていきます。
その日の言葉や表情が、次のご縁へとつながるのを感じます。「またお願いしたい」と言われる瞬間に、これまで積み重ねた信頼が灯ります。
折詰を手渡すときの重みや、掛け紙を押さえる指の温度。
その一つひとつが、次の方へ渡る灯りになると信じています。
やなぎさわやでは、松山市を中心に東温市・伊予市・砥部町・松前町までお届けしております。
ご法要やお集まりの日程が決まりましたら、まずは一度ご相談ください。ご希望に合わせて、お渡し時間・数量・お届け先を柔軟に調整いたします。
詳細はこちら:法事仕出しページ

(ご予約は原則2日前まで/数量・エリアにより応相談)

折詰を通して、人と人のあいだに灯る安心を大切にしています。

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