🕊 京都割烹やなぎさわや|心を重ねる一日
朝|町内会の反省会にて ― お客様の声から学ぶ
昨日お届けした、秋祭りの反省会用オードブル。
ご注文くださったお客様から、温かいお言葉をいただきました。
「みんな満足で、いい打ち上げになりました。
冷めても固くなくて、味付けもちょうどよく、とても美味しかったです。
個人的にはチキン南蛮、とり皮、ローストビーフ、合鴨ロースが気に入りました。」
──そんな感想をいただき、胸が熱くなりました。
冷めても美味しく召し上がっていただけるよう、
南蛮のたれや出汁の加減を何度も見直してきました。
その努力が伝わったことが、何よりの励みです。
町内の皆さんで集まる反省会。
その時間に、やなぎさわやの料理を選んでいただけたこと。
「またお願いしたい」と言っていただけたこと。
心より感謝申し上げます。
昼|斎場へのお届けを前に ― いざという時に寄り添う
明日は、斎場への仕出しをお届けいたします。
前日の昼過ぎにお問い合わせをいただきましたが、
できる限りの形でご対応させていただくことになりました。
三十名様分と少し多めのご依頼。
材料の手配も無事整い、ただいま準備を進めています。
ご葬儀のお施主さまは、時間に追われながらも、
すべての手配を進めなければならないご状況。
少しでもお力になれたらと思います。
「お料理の手配が間に合わないかもしれない」──
そんなお声を聞くたびに、
“いざという時に安心して任せていただける存在でありたい”と感じます。
静かな時間の中に、そっと寄り添えるように。
心を込めて、一折一折を整えてまいります。
夜|全国の仕出し仲間との学び ― 食の未来を語る時間
今夜は、全国の仕出し仲間とのウェブミーティングでした。
同じ志を持つ社長さんたちと、月に一度ほど顔を合わせながら、
それぞれの現場の工夫や想いを語り合う時間です。
東北ではクマの出没で屋外イベントが減り、
芋煮が体育館や公民館で開かれているというお話もありました。
愛媛の芋炊きと似ていて、“食を囲む場のあたたかさ”は全国共通だと感じます。
うちでも、出張で芋炊きをお届けできたら──
そんな新しい提案の芽が生まれました。
出汁の香りがふわりと広がる場面を思い浮かべながら、
来年の構想を描いています。
一人で仕事をしていると見えないことも、
仲間と話す中で光が差すことがあります。
視点を分かち合うことで、次の答えが見えてくる。
今夜の学びを胸に、明日も一折一折を丁寧に整えてまいります。
一折の中に、想いと安心を。
今日もまた、“人と人をつなぐ料理”を心を込めて仕立てています。

