「店長やったら出来るでしょ?」お客様の軽い一言から始まった、仕出しの第一歩。
「仕出しって、高いだけで食べるモノが無いんよ…
カチカチでパサパサの焼き魚、
食べるのが面倒いサザエ、
手がベチャベチャになるエビ。
なんか、納得がいかんのよ。
やけん店長が作ってくれたら、何とかなりそうな気がする❣️」
──そんなやり取りがきっかけでした。
仕出しに求められるものを学び始めた日々
それからです。仕出しに求められるモノ・コトを学び始めたのは。
カチカチ、パサパサ、ベチャベチャ。
古くさい、食べにくい、面倒くさい。
だから、半分くらい残す。
子どもの頃を振り返っても、正直、仕出しにいいイメージはありませんでした。
好きだったエビも、殻をむいたあとは手がベチャベチャで、
おしぼりが無くて困った記憶が残っています。
お客様や身内に聞いてみても、同じような声が多くて…思わず盛り上がったのを覚えています。
整理して見えた3つの課題
ここまでを整理すると、課題は3つ。
- 冷めても柔らかくてジューシー
- 食べやすくて食べ飽きない
- 見た目が華やかで高級感がある
この3点がクリア条件です。
挑戦の道とお客様の声
どうせやるなら、「高いだけの仕出しに、終止符を打ちたい」。
そんな想いで始めた、仕出しの道。
「残すモノが無かった!」
「ぜんぶ食べたの初めて!」
「子どもから年配者まで口に合った!」
「美味しかったから、またお願いします!」
いただく言葉の一つひとつが、大きな励みになっています。
これからの挑戦へ
そして次回は──
実際にどんな料理を工夫してきたのか。
その舞台裏を、少しずつ綴っていきます。
挑戦は、まだまだ続きます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。